さすがに９月の半ばになり、だいぶ涼しく過ごしやすくなってきました。

今年は日中もさることながら、夜中も最低気温が25度以上という
寝苦しい熱帯夜が連日続き、ほんと大変でしたね。

そんな中暑さにめっぽう弱い自分は、日中の撮影は避けまくり、
深夜に猫たちが集まるとある踏み切りに通ってました。

撮影は７月中旬～８月末、深夜１：００～４：００くらい。
毎晩ではないですが約１ヶ月半の間撮りとめた写真が結構な枚数になったので、
まとめてアルバムにして公開する事にしました。

深夜とは言えとにかく暑い熱帯夜で、そこに居るだけで汗だらだら・・・。
そんな夜を踏み切りの猫たちは、ごく当たり前のように個々思い思いに過ごしていました。

ただ自分の場所へ帰る為に線路を渡る者、

涼しく鉄のレールに身を寄せて涼しむ者、

何かを待つように辺りを気にしながら寝転がる者、

光のある方に、ずっと涼しい目線を送る者。


踏み切りを外れると途端に広がる、鉄と石と暗闇だけ世界で、

彼らは彼らのみ知る事の出来る想いの中で、

朝までの時間をゆっくり過ごします。


ああ、あの暑苦しい熱帯夜にこんな風に過ごす猫たちもいたんだな、
なんて今年の夏を思い出しながら見ていただけたらいいかなと思います。

↓
2010夏　深夜の踏み切りで過ごす猫たちの記憶

１１１枚です。
上記リンクをクリックするとFlickrというサイトに飛びます。
飛んだページの右上の「Slideshow」をクリックして閲覧くださいませ。


※ご注意
公開してある写真は、踏み切りや線路での撮影を推奨している訳ではありません。
法律上、一般人の線路への立ち入りは固く禁止されています。
今回の撮影は完全な安全確認と近隣の警察官との度重なる警告と話し合いの末
撮影されたものです。
ご理解の程、よろしくお願い致します。


#お知らせ 2010.10.10
公開終了とさせていただきます。
閲覧ありがとうございました。


■これまでの公開アルバム
2009.12.21　　駐車場で暮らす二ヶ月間の母と子の記憶

駐車場で暮らす二ヶ月間の母と子の記憶

今年の６月に出会った、ある駐車場で暮らす母子の姿を撮影したものをまとめました。
母親の姿は５月から見かけていたのですが、子供と一緒に居て出産したのに気づいたのは６月末からでした。

子供の姿は１匹のみ。
東京、首都高速近くの駐車場。
繁華街にあるのに、なぜか立ち入り禁止になっている謎の場所。
その母子の仲むつまじい姿は通りかかった人の心を癒し、他から撮影をしに来る人がいるほど人気にもなっていました。

しかし７月中旬、母子の命は絶たれました。

その事実を知ってから、駐車場の前を通るのが嫌になった。
悲しすぎるから。

たったひと月ちょいの間、とても少ない撮影回数でした。
母子の仲むつまじい姿、なんとも愛らしい子の姿にとても癒されました。
早朝、今日は会えるかな♪、とワクワクしました。

ありがとう。
ゴメンね。

猫写しているとこゆ事はこれからもいっぱいありますよね。
なかなか、厳しかったです。

言いたい事はいっぱいあるのですが、形にするのは難しいです。
あまり枚数はないのですが、可愛らしい母子の姿を・・・。

↓
駐車場で暮らす二ヶ月間の母と子の記憶

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